14年卒の就活を終えた大学生が選んだ未来の働き方

 
 
 

ちきりんさん著:『未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる』を読みました。IT革命による新時代の到来と、それに伴う働き方の変化をピックアップし、新たな提案をした本です。日本版のワーク・シフトともいえると思います。

 

僕が就職活動をしている中で感じていた違和感や、将来への希望が少しクリアになったような気がします。 ということで、本から得られたことを踏まえつつ、僕が就職活動においてイメージしていた未来の働き方を紹介しようと思います。

 

「将来なにをやりたいの?」に明確な答えを持っていませんでした

就職活動で定番の質問です。エントリーシート、ないし面接の際に必ずといってもいいくらい聞かれたのが、「会社に入って何をしたいの?」「将来、どんなことをやりたいの?」という質問でした。しかし、僕はこれに対する明確な答えを持っていなかったのです。

 

「働いたことがないのに…」という想いからくる違和感

23年くらい生きてきて臨んだ就職活動ではありませんが、自分の将来について考えれば考えるほどよくわからなくなってしまうのが本音でした。大学は工学系、しかし、エンジニアとしての道に違和感を感じつつ、手探り状態で始めた就職活動だったのです。

 

そんな僕に対して、「将来やりたいこと」を聞かれても、ハッキリとはイメージ出来ませんでした。できれば、「働きながら考えたい」と思っていたのです。実際にビジネスの現場に立って、そこから得られた経験から将来を想像する、そんな働き方を理想としていました。

 

将来へのステップアップを認めてくれる会社選び

つまり、僕が会社を選ぶときにもっとも重要視したのは、「将来へのステップアップ」を認めてくれる環境です。たとえ、明確な目標を持っていなくても、将来のビジョンがぼんやりしていても、働きながら考えることを大切にしてくれる会社が適しているのではないかと考えたのです。

 

大きなイメージができあがると、会社に求める具体的な環境も見えてくるようになりました。ポイントは、「自己成長」です。面接を重ねるにつれて、自己成長を達成するために必要だと思う環境と、前提である心構えについてクリアになってきます。

 

前提:成長のチャンスは自分の手でつかむもの

「うちの会社は若いうちから責任を与えるんだ」「若い内に失敗から学ぶことが大切なのだよ」

 

説明会ではこんな文句をよく耳にしました。正しいとは思いますが、前提をすっ飛ばしてはいけないと僕は考えます。責任やチャンスは与えられるものではないという前提です。言いかえれば、自分の手で、主体的に行動してつかむものなのです。

 

ある程度の理解や環境も大切ですが、この点を履き違えてしまうと入社時にギャップを生み出してしまうような気がします。大切な視点は、「自分が頑張れば成長機会をつかめるか」という点です。主体性を発揮する前提のもと、会社に求めた環境を紹介します。

 

若い内にいろいろ経験できるステージ

幅広く経験をし、選択肢を増やしたいとの想いがありました。将来とりうる選択肢を絞るためにも、1つの部署に何年も拘束されるのではなく、多岐にわたるフィールドで活躍できる環境が欲しかったのです。

 

いろんな会社で働き、学べる

転職を繰り返せば複数の会社で働くことも可能ですが、日本社会のシステムを考えると少しハードルが高くなってしまいます。新卒採用と中途採用では、採用する目的が異なるのです。

 

そこで、1つの会社に所属していながらも、いろんな会社で働くことのできる環境があればと思いました。いろんな会社に入り込むことで、いろんな業界を学びながら、経験を積むことができれば、将来への大きなステップアップにつながるのだと思いました。

 

営業・マーケティング・人事部などの部署をまたぐよりも、会社そのものを複数経験できたほうが、僕にとっては大切だと思いました。働いた経験のない僕にとっては、肌感覚で多くのビジネス体験できる方がメリットに感じるのです。

 

自分のアタマで考え、自分の手でつかみとる

年齢や肩書きに関係なく、個人としてみてもらえることが正当な評価だと考えています。そして、自分に能力があり、提案に説得力があれば、新卒であっても裁量権を認めてもらえる環境が大切なのではないかと思いました。

 

まずは最低限、目の前の仕事を完遂するのが大前提にはあります。ただ、それのアプローチ方法は自由に決めることができること。また、与えられた仕事を成すことで信頼関係を築き、より深いコミットメントが可能となる環境がベストです。

 

自分のアタマで考え、より高いクオリティのアウトプットを提供するための努力が認められ、評価される会社こそが、自分の成長をうながすのではないでしょうか。

 

自分の成果と会社への貢献がみえる

大きな会社に所属していると、細分化された仕事を任され、自分が一体どれほど会社に貢献しているかがわかりにくいと思います。わからないまま過ごしていると、経済に対する感覚がマヒしてしまい、「稼ぐ」ことから離れてしまうでしょう。

 

将来のステップアップを想定すれば、「自分の力で稼ぐ」のはスキルとしても、感覚としても磨いておきたいものです。そのためにも、より身近な世界で数字を意識できる環境は大切だと思います。個人の成果ももちろんですが、会社にどれだけ貢献しているかもポイントです。

 

働くことが数値化されれば目標設定もクリアになります。会社への貢献度も肌感覚で理解できます。すると、仕事に対して取り組みやすくなり、自分で稼ぐ力も身につきやすいのではないでしょうか。

 

就活のときに決められなくても大丈夫

20歳の若者が、将来をイメージして適切な仕事を選ぶことは難しいと思います。それは、自分自身の経験からもいえますし、働き方が多様化した現代における観点からもいえます。それでも、今ある状態から選択するほかはありません。考えられる最善の道を考えましょう。

 

大切なのは、その後だと僕は思っています。就活の時にした選択に縛られて、違和感を覚えたまま居続けるのには疑問です。就活の時の決定は最善ではあるけれども、正解ではありません。状況に応じて、将来のイメージをアップデートすればいいのです。

 

働きながら考え続け、選びなおすのもOKなのです

僕は、今考えられる最善の方法を選んだ自信はありますが、一生、選んだ道で働き続けるかはわかりません。働きながら自分のやりたいことを探し続けようと思っています。そして、出会った時には、その道にシフトしたいとも思っています。

 

終身雇用制度が崩壊し、年金受給も先延ばしにされ、どんどんと働き方が変わっていきます。社会の変化にあった未来の働き方を考えてみてはいかがでしょうか。