なぜ、火山活動が続いている桜島に住めるのか。現地の人に聞いてみた。

横浜に住んでいると、桜島の火山が噴火したというニュースを何度か聞く機会があります。すると気になるのは、「火山噴火しているのに人が住んで大丈夫なの?」というシンプルな疑問です。しかしながら、この疑問が愚問だという事実を自転車で桜島を一周して感じました。
 

 

かふぇはましまにいたお2人に話を伺いました

かふぇはましま - みんなの桜島かふぇはましま – みんなの桜島かふぇはましま - みんなの桜島
 

 

 

 

「かふぇはましま」は、フェーリ到着場から島のほぼ反対側にあります。カフェには、オーナーである濱島靖子さんと、お友達の川原ケイ子さんがにいらっしゃいました。2人は「椿の会」を立ち上げ、カフェでつばき油搾り体験を開催することがあるそうです。
 

体験談として、噴出したマグマが流れる様子を教えてくれたり、最近の火山の様子を語ってくれたりしました。カフェからは山がモクモクと煙を立てているのが見えるので、よりリアリティを感じられました。

 

火山島に住んでいることがアイデンティとなっている

桜島に住むことについても話してくれました。予想外にシンプルで、「灰(火山灰)がやっかいだけど、とても住み心地のイイところ」だとおっしゃられていました。
 

実は2人ともに桜島で生まれ育ったわけではありませんでした。濱島さんは岐阜出身、川原さんは鹿児島出身ではあるものの桜島ではなく、1度上京して学生時代や会社員時代を過ごしていたそうです。
 

そして、桜島にやってきた2人は、「今までの生活と比べて便利ではないけれど、慌ただしくなく、ゆったりと過ごせてイイ」というしみじみとした感想でした。なんだか心に響きますね。
 

僕が感じたのは、島民の方々は火山を歓迎しているわけではないということです。火山灰が降ることで洗濯物は外に干せないし、ときどき溶岩が降ってきて車のフロントガラスが割れることもあり、迷惑だと思っている面も多くあります。
 

が、本来、人間を含むすべての生き物は自然と共存しています。が、人間は自然の脅威を避けて過ごすようになりました。という背景もあってか、桜島に住む人たちは、自然との共存を1つのアイデンティティーとして誇りに思っているように感じました。
 

火山灰や溶岩が降ってきても、それは仕方のない事だと考えているのだと思います。自然との共存を考えれば、当たり前だと思えるではないでしょうか。

 

 

 

桜島にきて、火山を体験してみましょう

僕も桜島を回っている間、何度か山が唸り声をあげるのを聞きましたし、火山灰にもちょっと降られました。が、日常生活に支障は全くありません。灰に注意さえすれば、一般的な生活ができるのです。
 

また、お2人がおっしゃられたように時間がゆったりと流れているのを味わえます。海に囲まれ、木々が生い茂っている様子をみながら道路を走れば、心がリフレッシュします。
 

鹿児島市内へのアクセスのよさも魅力

実は市内とのアクセスは非常によいです。鹿児島市内と桜島とを結ぶフェリーは24時間出ていますし、朝の通勤・通学の時間帯は10分、ないし15分に一本出ています。料金も大人が150円と、財布にも優しいです。
 

鹿児島に来たらぜひ、桜島へ行ってみてはいかがでしょうか。