何も知らない子供たちが未来を変えることができる

世界で共通なのは笑顔で、平和の象徴は笑顔だと信じています。インドで僕の思いが確信に変わりました。インドについて悪いことしか書いていない気がしたので、名誉挽回、インドで感じた希望をお伝えしたいと思います。
 

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幸せも、苦しみも、笑顔がすべてをつつみこむ

インド人の家族の写真を撮らせてもらいました。ステキな笑顔ですよね。女の子は人見知りがちでしたが、それでもカメラに目を向けてくれました。利害関係を超えて接すれば、人間誰もが笑顔になれるのだと感じた瞬間です。
 

人は新しい体験が好きですが、反面、新しい体験には不安を感じます。でも、初めての体験にいい印象を感じたならば、人々の中に「いいもの」だという価値観が芽生えます。
 

僕の希望としては、日本人て「イイ人なのかも!?」という印象を女の子に与えられていたらいいなと思っています。少しエゴがありますが、僕は日本が好きなのです。
 

育ってきた環境が違えば価値観は異なる

戦時中に生まれ育った子供たちは、平和を知りません。争いが人生での価値観となります。でも逆に、平和な時代に生まれた子供たちは、戦争を知らずに平和を価値基準として生きていきます。
 

つまり、子供たちにとっての理想の未来を考えるのであれば、理想の実現につながる体験を提供する必要があるのではないでしょうか。初めての経験、環境が子供たちの価値基準となり、社会全体の常識になりうるからです。

 

したがって、未来を変えるには子供たちが起点になるのです。無意味で、辛い過去を断ち切れるのは未来を背負って立つ子供たちなのです。
 

 

差別は世界共通の悲劇

インドには未だカースト制度の名残から差別があります。インドで見たのは、男性が貧しい老人に向かって石を投げる姿でした。
 

初めてみた子供たちはどう感じるのでしょうか。多分、「その人たちに石を投げてもいいのだ」と思うでしょう。経験が、子供たちの中での常識となり、未来へと受け継がれてしまうのです。
 

黒人初のメジャーリーガーが経験した壮絶な過去

「背番号42」に隠されたメジャーリーグの壮絶な過去 - NAVER まとめ「背番号42」に隠されたメジャーリーグの壮絶な過去 – NAVER まとめ「背番号42」に隠されたメジャーリーグの壮絶な過去 - NAVER まとめ
 

 

 

 

4月15日は背番号42のジャッキー・ロビンソンの日。JALの機内で映画をみました。ジャッキー・ロビンソンは世界ではじめての黒人メジャーリーガー。1947年当時は、まだ黒人に対する差別がアメリカでは当たり前にありました。
 

映画の中で印象に残った描写がありました。メジャーの試合に出場するジャッキーに対して、白人の観客たちは罵声を浴びせます。しかし、観客の中に1人の子供がいました。子供はその場の雰囲気を感じ取り、理由もわからず大人たちに混じってジャッキーに罵声を浴びせ始めたのです。
 

子供たちは黒人が憎いわけではありません。ただ、大人たちの行動を真似しただけなのです。
 

大人たちがジャッキーに悪口を言っていなければ子供はどうしたでしょうか。間違いなく、子供も悪口は言わなかったでしょう。差別がなくならないのは本当に憎いからではなく、「みんながそうするから」という空白の理由に基づいて行われるからだと思います。
 

 

 

子供たちに過ごして欲しい未来を、大人たちが表現すべき

インドでも同じだと思います。生まれた時からカースト制度を知っているはずはありません。周りの大人たちが差別するのをみて、真似をしているだけなのです。理由は「何もない」のです。
 

カースト制度そのものは法律上は消え去ったのですが、習慣として残り続けているのが現状です。もちろん、外国人の僕がとやかくいう権利はありませんが、もし、インドの未来を変えるのであれば、子供たちに見せたい未来像を大人が見せるべきなのです。
 

僕ら日本人ができることは、インド人の意識を変えることではありません。文化を変えることでもありません。日本人が思う日本の理想像を、日本でただ実現するだけでいいのだと思います。
 

グローバル社会といわれる今、日本を訪れたインド人が何かを感じ、国に持ち帰って行動を起こす。そのキッカケづくりができれば僕は十分だと思います。
 

 

あなたはどんな未来をみせたいでしょうか。僕たちがすべき行動は、子供にみせたい未来像なのです。僕が描く未来には、世界中にたくさんの笑顔が溢れている姿が思い浮かびます。