特定秘密保護法の議論の本質は政治不信にあった。

いよいよ、特定秘密保護法が議会で可決されました。国民の間では、賛否両論というよりもむしろ、反対派が大多数だった中、強行採決により法案が成立しました。

 

僕は法案についてあまり知らなかったので、河野太郎氏の解説記事はとてもわかりやすく、納得できました。が、コメント欄には質問と批判にあふれています。それはなぜなのでしょうか。

 

特定秘密保護法について|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり特定秘密保護法について|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり特定秘密保護法について|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり

 

成立過程を問題視したコメントが多い。

河野太郎氏のブログ記事のコメントをひと通り眺めてみました。すると、議論が不十分だとか、説明不足だとか、法案そのものの以前に、決め方に問題があるとの意見が多数ありました。

・少なくとも1〜2年くらい時間をかけるといった対応がなされるべきであった。

・国民の代表である国会議員のはずなのに、国民が不安になっていると分かっていながら、それを国会で「国民の不安感をなくせるように慎重に議論を!」となぜいえないのでしょうか?

・誤解があると言うのであれば、何もここで無理に強行採決などしなくても誤解を解いてから成立させればよかったのではないですか。

・「特定秘密保護法」という法律に基づく「特定秘密」がbetterであるというのであれば、その事を法案審議の時、どうしてその説明をしなかったのか、極めて不誠実である。

etc…

 

もちろん、中には法律に詳しいと思われる方が、具体的な内容についてコメントをしておりますが、国民全体を考えても法律に詳しい母数は少ないと考えられます。

 

従って、秘密保護法問題の本質は、法案内容ではありません。別視点での切り口で考えるべきです。

 

信じられない人の秘密は怪しいと思ってしまう。

Facebookで秀逸な投稿がありました。「信頼している人の秘密はワクワクするけど、そうではない人の秘密は不安。」だそうです。

 

成立過程も法案内容もよくわからないまま審議が進み、国民はどんどんと政治に対して不信を抱きます。信じられない政治家たちが決める、「秘密」なんて、ましてや信じられません。

 

つまり、今回の特定秘密保護法のキーワードは、「政治不信」です。

 

・特定秘密保護法という怪しそうな法案が審議されているらしい。→秘密って何?怖いんだけど。。。

・専門家たちも、メディアもヤバイと言っているよ…。→この法案が成立したら、日本はどうなっちゃうんだろう。。。

・衆議院で法案が通ったみたい。→え?まだ議論は不十分なんじゃないの?

・さらに参議院でも通ったから、法案は可決。→何で無理やり決めちゃうの?

・安心してください。これは、国民の皆さんには悪影響はありません。→ちゃんと説明してから決めてくれよ〜

 

法案成立過程で、積もりに積もった不信感が「特定秘密」という言葉をものすごく怪しものに変えているのです。実際に怪しいですが、相乗効果で怪しさは倍増しています。

 

信じるための工夫をする

政治が信じられない。マスコミが信じられない。信じられない人たちが増えていくと、負のスパイラルに入ってしまうので、最後は自分だけになります。それもまた寂しいですよね。

 

信じられないのであれば、信じるための工夫をするしかありません。今なら、ツイッター上で政治家とコミュニケーションがとれます。便利な時代です。不信感があるなら、素直にぶつけてみればいいのです。

 

政治家の皆さんは忙しいです。なので、レスポンスがなければ、直接会いに行ったり、別の人にあたってみればいいと思います。僕たちができる、最大限の工夫をこらし、政治の信頼を取り戻せればなあと思います。