学生時代から学ぶべき優れたリーダーになるためのたった1つの心構え

採用基準』を1年ぶりに読みました。マッキンゼー出身の伊賀泰代さんが語る、リーダーシップの心構えが書かれています。リーダーとしてチームに貢献したエピソードがあれば、採用に有利なのは間違いないでしょう。今すぐにでもできるので、就活生にもオススメです。

 

 

今やれ。すぐやれ。もうやれ。

「最初の一人になる」、「先頭に立つ」ことを厭わないのがリーダーです。集団の前でなにか新しいアイデアが披露され、「誰かこれにトライしてみたい人はいますか?」と問われた時に、周りの様子をうかがうのではなく、すっと自分の手を挙げて、「私がやりましょう」と声を上げるのがリーダーです。

 

リーダーとして必要なことは、自分の手でハンドルを握り、自分の足でアクセルを踏み込むことです。「誰かがやってくれるだろう」と待つことはありません。「自分にはムリかな」と身を引くこともありません。「やるべきだ!」と思ったら先頭に立って突っ走る人なのです。

 

組織の調和や、相手の立場を考える必要はありません。価値として重きをおくのは成果に対してです。ただひたすらに、ゴールに向かって進んでいく実行力。リーダーに求められる心構えは、先頭に立って成果に対して責任を果たすことなのです。

 

まずは、『成果主義』に対するネガティブを払拭しましょう。

伊賀さんのリーダーシップ論は、マッキンゼーの『成果主義』そのものでした。なぜ、成果にこだわるべきなのでしょうか。

 

いざという時に選ばれるリーダーとは、成果目標のない時に選ばれる「あいつはいい奴」とか「いつも一生懸命で好感がもてる人」、「一緒にいると楽しい人」、「すべてを完璧に処理してくれるよくできた人」などとは全く違う概念なのです。

 

地震などの災害時に、「能力はあるけど、アイツは嫌なやつだからついて行かない!」なんて言ってられませんよね。好き嫌いは関係なく、まずは生きるために指示に従います。なぜならば、「生き残る」が達成されるべき成果だからです。

 

優先順位をつけて、決断できるのがリーダーです。「成果ばかりで、努力を見てくれない」のではなく、成果に照準を合わせなければならないのです。努力は目標でもなんでもありません。楽に達成できるのであれば、努力は必要ないのです。そう考えると、成果主義であっても、プロセスを重視していることがわかります。

 

自分の手でハンドルを握り、アクセルを踏み込むリーダーになるために。

優れたリーダーになるために必要な習慣について述べられていました。

 

常にポジションをとり、結論を明確にしながら、その結論に対して寄せられる意義やフィードバックを取り込んで、結論を継続的に改善していく

 

ポジションとは、「自分だったらどうするか」を発言することです。リーダーとして、どのように決断をして、組織を導いていくのか、ポジションを示すことが必要です。

 

次に、結論を提示します。そして、成果に向けて進みながら、状況に応じて改善していくのです。車の運転も同じですが、交通状況に合わせて経路を変更しますよね。100%予定通りに進むことなんて無いので、進みながらどのように改善していくかを考えたほうが賢明です。

 

逆を返せば、どんなに準備してもし足りないのだから、早めにスタートすべきというわけです。フィードバックや改善に焦点を当てた進行こそが、リーダーシップの秘訣になります。

 

まずは、手を挙げて、スタートする。

リーダーシップは鍛えられる。しかし、何もしないで手にできるスキルではありません。日頃からの意識から始まり、少しずつ行動をつみかさねることで実現できるのです。

 

それでは最後に、伊賀さんの言葉を引用して終わりにしたいと思います。

 

「できるようになったら、リーダーシップを発揮する」のではなく、「リーダーシップは今すぐ発揮してください。できない部分については、次回からどう改善すればいいかを学びましょう」