仕事はチームプレイ。円滑に進める魔法の言葉は「できません。」

仕事はチームで成果を出すものです。だから、チームプレイを意識しなければなりません。チームの連携を最大限、発揮するには個人の強みを生かしたい。そして、それぞれがパワーを発揮するために、「できません」を伝えましょう。

 

「できない」ことがわかれば、誰かがやります。また、「それはやらなくてもいいよ」と言ってくれるかもしれません。「できない」を表明するだけで、チームが連携し、動き出すのです。

 

5%の進捗でも報告せよ。

実際、業務のなかで言われたことがあります。

 

「5%しかできていない。それでもいいから、報告をしてくれ。5%から得られる情報、考えてみな。」と。目標の5%程度の進捗で、なぜ、報告しなければならないのでしょうか。それは、「できない」を判断する材料になるからです。

 

たとえば、カーナビで考えてみてください。目的地を入力し、音声案内がスタートします。が、1ミリも動かなければ、音声案内は進みません。しかし進んでみると、道案内がスタートする、交通状況を報告してくれる、もしくは、別のルートを検索してくれます。

 

踏み出した方向から考え、進めるべきか取りやめるべきか。はたまた、方向を変えるべきか、判断できる。だから、5%でも報告をしなければならないのです。情報まったくゼロだと、誰も何も判断ができません。

 

お互いに信頼しあっているからこそ、あえて、宣言する。

「できません」が重要なのは、特に信頼しあっているチームに言えます。彼ならやってくれる、彼女なら必ず仕上げてくれる。このような信頼関係ができあがってしまうと、進捗確認を怠ってしまいがちだからです。

 

そして、期限ギリギリになって、助けを求めてしまう。周囲はそんな悪い事態を想定していないから、対応できません。もし、1週間前に、「まだ5%しかできていませんが…」という報告をしていれば、状況は違います。

 

手伝ってくれる人が現れるかもしれません。代わりにやってくれる人が現れるかもしれません。できない事実を受け止め、みんなに報告する勇気さえあれば、チームとしては成果を出せる可能性が高まるのです。

 

「できません」の次のステージは、「お願いします」でしょう。

「できません」と宣言するのは重要です。が、トスを上げても誰も反応しなければ、ボールは落ちてしまいます。つまり、チームとしては失敗に終わってしまうのです。だからもう一声、「お願いします」を伝えましょう。

 

なぜなら、みんなそれぞれが、仕事を受け持っているからです。自分の仕事があり、誰かの仕事を代行できるかどうかはわかりません。だから、「できない」を宣言しただけでは、スルーされてしまう可能性があるわけです。

 

「誰が打つ、誰が打つ?」と、お互いにボールを見合って床に落としてしまう。そんな未来が起こりえます。

 

だから大切なのは、お願いしてしまうことです。もしかしたら、断られるかもしれません。でも、絶対にやらなきゃならない仕事で、みんなが断ることはありえません。チームでの成果を考えれば、特に、です。

 

だから、お願いの仕方も、的を絞るといいのです。まるまる全部をお願いすることはムリでも、スポットでお願いしてみる。すると、多くの場合は対応してくれます。なぜなら、チームにとっては大切な業務だからです。

 

10人いれば、10個のタスクに分解し、それぞれに振り分けてしまえばいいのです。最後に合算するのは大変かもしれませんが、10個のタスクを全部、ひとりでこなすよりはましでしょう。

 

お互いに声を掛け合い、役割分担をする。

バレーボールでは、アタッカー、サーバー、レシーバー、セッターなど、役割が決められ、それぞれに仕事があります。だから、お互いにボールを見合ってしまうような失敗はほとんどありません。

 

誰が何をやるべきなのか。何が得意なのか。これらがわかっていると、仕事の割り振りも円滑になります。「できない」と宣言するだけではいけません。自分が割り振りをするのです。誰かがやるだろう、という姿勢でいると、結局誰もやりません。

 

大切なのは、まず、「できません」を伝えることです。でも、5%でもいいから、トライしてみるといいです。道案内がスタートします。そして、誰かにお願いをしましょう。

 

仕事はチームプレイです。円滑に進めるためには、声を掛け合うことが大切です。自分ひとりで抱え込むのではなく、みんなで協力して進め、より質の高い成果を上げるのです。