『すごい会議』を高校生に導入してみたら予想以上の効果だった。

ビジネスでは、優れた会議運営にもとづき意思決定が行われることで、より良い成果が生まれます。その手法を研究し、コーチングを行っているのが、『株式会社すごい会議』です。社長の大橋さんが、すごい会議を行うための手順を公開しています。

 

会議の効率は雰囲気で決まる <すごい会議 手順その1> :: INSIGHT NOW!会議の効率は雰囲気で決まる <すごい会議 手順その1> :: INSIGHT NOW!会議の効率は雰囲気で決まる <すごい会議 手順その1> :: INSIGHT NOW!

 

今回は手順にそって、高校生と一緒にミーティングを行いました。その成果は予想以上。特に効果的だった手法と成果について紹介します。

 

『意見がたくさん集まる』紙に書いてもらい、書いたとおりに読む。

僕と8歳以上も離れている高校生とのミーティングとなると、僕の意見に影響されたり、他人の意見に同調したりします。すると、せっかく考えていることがあってもうまく聞き出せないのです。

 

会議の雰囲気を良くしてみたり、発言のハードルを下げようと試行錯誤してみましたが、なかなかうまく行きません。聞いてみると答えるのですが、当てられた話すようでは、良い議論が行えるとは思えません。

 

そこで、すごい会議の手順から学んでみましょう。

 

「アイディアを発表してもらいます。みなさん全員、今から2分で手元の紙に書いてください。」

 

すると、1人1つは必ず意見を紙に書きます。あとは、紙に書いたものを読んでもらえばいいのです。参加者の人数以上のアイディアを集めることができます。

 

アイディアが集めやすくなるだけではありません。書いている間は人の意見が聞こえないので、それぞれの考えていることを引き出すことができます。また、書いたのを読むだけなので、話す時間が圧倒的に短くなります。

 

そして今回、もうひとつ別の効果を確認しました。

 

書いた意見をボードに貼ることで、議論が可視化され理解しやすくなる。

酸化した高校生が言いました。紙に書いたものを貼りだすことで、今、何を話しているかがわかるようになり、話し合いについて生きやすくなったそうです。

 

これは思わない副次効果でした。もちろん、話しベースでもポストイットを使って可視化できます。が、参加者ひとりひとりに書いてもらえば、手間が省けますから、ポストイットに記入して発表することはメリットが大きいのです。

 

発言をする際には、必ず紙に書くようにしましょう。発表するときは、書いたとおりに読んでもらいましょう。みんなから集まるアイディアの量が、驚くほど増えます。

 

アウトプットした問題や課題を、「どのようにすれば、できるだろうか?」のフォーマットに書き換える。

高校生でも、テーマに関して問題点を抽出することができます。でも、どのように解決すればいいのかという議論になかなかたどり着けません。山積みになった問題の前に、溜息をついてしまうのがオチです。

 

しかしここでも、すごい会議の手順から学ぶと、問題を前向きに捉え、解決策を考えることに注力することができます。

 

「一番の問題はなにか?それを2、3個紙に書いてくれ」と言う。(すごい会議手順 12)

さらに、それを

それを「どのようにすれば?できるだろうか?」の文章にする。(すごい会議手順 13)

 

挙げた問題を、「どのようにすれば、できるだろうか?」に書き換えるのです。実際に例を示しながらやってみましょう。

 

例:
「知名度や貢献度が低い」
⇒ どのようにすれば、知名度や貢献度が高まるのだろうか。

「リーダーシップが発揮できる人が少ない」
⇒ どのようにすれば、リーダーシップを学べる機会を提供できるか。

「発信ができていない」
⇒ どのように発信すればインパクトを与えることができるか。

 

こうするだけで、ただの問題が課題解決の質問になります。すると、なんだか行けそうな気がする〜とエロ詩吟さんのようになれるのです。

 

山積みになった課題をすべて、「どのようにすれば、できるだろうか?」のフォーマットに書き換えることで、重苦しい雰囲気も吹っ飛びました。想像以上の効果でした。

 

『すごい会議』は1日にして成らず。

一方で、1回トライしたからもう、すごい会議ができるようになりました。とはなりませんでした。今までのやり方からは大きく変わったので、良くなったと実感はできましたが。

 

やはり継続が大切です。手順は同じでも、会議の進行はアイディアの状況によって変わります。さらに、参加者によっても変わってきます。だから、『すごい会議』を意識した運営を繰り返すことによって、精度を高めていく他ないのです。

 

組織の風土に合った会議運営を見つけることで、充実した活動を目指しましょう。