若者が大活躍!横浜市栄区で演劇を見るなら『劇団ぽかぽか』

お天道様が顔を出す初夏の時期、今日は地元栄区で活躍する演劇グループ『劇団ぽかぽか』の舞台を観にいきました。たくさんの知り合いが活躍する舞台、今日はそのレポートをお送りします!

 

子供は楽しく、されど大人も楽しめる脚本の奥深さ。

公演のタイトルは『魔法のランプ』です。主人公はアラジン。元ネタはディズニー作品だと思いますが、脚本から演出、音楽までのすべてが手作りの舞台。大道具はなんと段ボールでできています。

 

子供から大人まで、幅広い年齢層が創りあげた舞台は、夢いっぱい。ディズニーワールドにも負けません。喜びも哀しみも、恐怖も希望も、全身全霊で表現されているから、子供たちでも気軽に楽しめます。

 

しかし脚本はシンプルさとは真逆。怠けた自分を律しようと思えるシーンやセリフが、ところどころに散りばめられておりました。

 

「ホントの優しさ」を得るために、今を捨てなければならない。

「お前は人に優しくしているが、ホントは自分のことしか考えていないんだ!」と、アラジンに対して親友のラディンが言い放ったセリフ。なんだか僕の心がギュッと鷲掴みにされたような感覚になりました。

 

失礼ながら、演劇を見ながらも僕は考えてしまったのです。「ホントの優しさって何だろうか…。」胸のつっかかりがとれぬままに、舞台は進行していくのでした。

 

なぜなら、図星だったんですよね。間違った優しさを僕は大事にしていました。その場では上手く立ちまわっているけれども、その場しのぎでしかない。結局は、歪みとなって自分に戻ってくるのです。

 

気が付いたら、僕は舞台に引き込まれていたのでした。

 

無限の可能性を感じる、仲間の存在。

舞台が終わり、カーテンコールが始まりました。登場人物たちが、入れ替わりであいさつをします。夢物語も、これにて終了。僕の心も、すっかり落ち着いていました。

 

しかし、舞台監督の木暮さんのあいさつでハッとしました。これだけの舞台の裏側には、たくさんのひとの支えがある。舞台上にいた人と同じくらい、いや、それ以上のスタッフたちが次々に紹介されているのです。

 

『この世界だ!今、僕に必要な世界感は、舞台に詰まっているんだ!』

 

最後の最後で仲間の大切さを思い出しました。ひとりひとりに活躍するステージがあり、照明が当たる側なのか、証明をあてる側なのか。その中でも、バラバラの強みを生かし合って舞台が出来上がっている。

 

僕が思い出したかった感覚が、ぽかぽかの舞台を通して蘇ったのです。

 

今ある全てを使って、やりぬく他ない。

舞台では、ひとりひとりが全力を注ぎます。創る人。創られたものを広げる人。広がったものを支える人。すべての想いが詰まった舞台を見に来る人。全部ひっくるめて、素晴らしい舞台ができあがります。

 

時にはぶつかり合ったこともあったでしょう。でも、全力をとしているからこそ意見のぶつかりあいは起きるもの。その場をしのぐために、衝突を避ける事は結局、舞台を不完全燃焼で終えてしまう原因となります。

 

「遠慮するな」「断られることに慣れろ」「失敗しろ」

 

日々、僕が会社で言われている言葉です。言われている意味が、前よりももっと深く理解できました。最後の最後で、涙できるくらいの感動を味わうためには、耐えなければならないシーンがあるわけです。

 

「劇団ぽかぽか、ありがとうございました。」この言葉で結びとさせていただきます。